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・「五感」を意識すると部屋が一気に垢抜ける

インテリアというと「見た目」に目が行きがちですが、おしゃれな部屋は“五感”に訴えかける空間になっています。

感覚	取り入れ方の例
視覚	照明、色、バランス、植物
聴覚	静かなBGM、環境音スピーカー
嗅覚	ディフューザー、アロマキャンドル
触覚	ファブリックの質感（クッション、ラグ）
味覚	飲み物コーナー（コーヒー・紅茶台）

これらを1つずつ丁寧に取り入れるだけで、部屋の“空気感”が変わります。

・光の演出で、昼と夜の印象を変える

前回も少し触れた間接照明ですが、発展編では「時間帯で雰囲気を切り替える」ことをおすすめします。

• 朝：自然光＋白系ライトでリセット感
• 夜：暖色系の間接照明＋キャンドルライトでリラックス

👉 Philips Hue や SwitchBot などのスマート照明を使えば、アプリや声で切り替えも可能。
光を味方にすると、“暮らしてる感”がグッと上がります。

・ 生活動線までデザインする

おしゃれなだけじゃなく、使いやすさ（＝生活動線）も整っていることがプロっぽい部屋の共通点。

チェックポイント：

• ベッドから照明のスイッチが届くか？
• デスク周りの配線が絡まっていないか？
• スマホやイヤホンの“定位置”があるか？
• よく使うモノがサッと取れる位置にあるか？

見えない部分を整えることで、「居心地の良さ」と「片付けやすさ」が手に入ります。

・ 小さな“ルール”をつくってセンスを固定化する

センスは感覚じゃなくて、ルールでつくるものです。

たとえば：

• 家具は“木×白”だけに統一する
• 観葉植物は3つまで、それ以上は置かない
• 収納は“隠す系”だけで統一
• 1か月に1つだけアイテムを入れ替える

こんなルールを自分の中で決めておくと、どんなアイテムを足しても統一感がブレません。

・部屋は「自己紹介」。あなたらしさで差をつけよう

最後に、センスの正体はやっぱり“自分らしさ”です。
テンプレに沿って整えた部屋よりも、「あなたが選んだモノ」「あなたが好きなモノ」がある空間の方が、ずっと魅力的。

• アートポスターを飾る
• 自分で撮った写真をフレームに入れる
• 推しグッズやコレクションをコーナー化する
• 手書きメモや名言カードを壁に貼る

👉 好きがにじみ出てる部屋こそ、“おしゃれ”と感じさせる部屋です。

“なんかいい部屋”に仕上げる＋αの演出アイデア

おしゃれな部屋って、どこか説明できない「雰囲気のよさ」がありますよね。
派手すぎないのに、なぜか印象に残る。そんな**“なんかいい部屋”**に仕上げるには、
ちょっとした「演出のコツ」が欠かせません。

今回は、印象・居心地の土台が整ったあとに試したい、＋αの実践アイデアを紹介します。
誰でもすぐに取り入れられて、部屋の雰囲気をグッと引き上げるヒントを詰め込みました。

・ 季節感を味方にする

「おしゃれな部屋＝変化を楽しめる部屋」です。
同じ空間でも、季節によって演出を変えるだけで新鮮さがアップ。

• 春夏 → 爽やかなリネン素材、明るいブルーやグリーンの小物
• 秋冬 → 暖色のブランケット、ウッド系の雑貨やキャンドル

👉 季節感は、**“おしゃれな生活してる感”**を自然に伝えてくれます。

・小さな“世界観”をつくる

部屋全体を変えなくても、一角だけ“テーマ性”を持たせるだけで雰囲気が生まれます

• ベッドサイドに「夜のリラックス」コーナー（間接照明＋アロマ）
• デスク周りに「作業効率UP」コーナー（スタンドライト＋ガジェット）
• 本棚に「お気に入り紹介」コーナー（本＋小物）

👉 小さな空間にも物語性をもたせると、印象がグッと深まります。

・ 1つ“非日常アイテム”を置く

すべてが実用的なモノで整った部屋も悪くないけれど、
そこに1つだけ「ちょっと不思議なもの」があると、一気にオシャレ感が増します。

例：

• 月のライト、ネオンアート、透明スピーカー
• ビンテージっぽい目覚まし時計
• ミニ地球儀、キャンバスアート

👉 “これ何？”と聞かれるようなアイテムが、センスの会話のきっかけにも。

・SNS映えを意識した“見せ方”に挑戦

おしゃれな部屋を演出するなら、**写真で見たときの“映え”**も意識してみましょう。イントが大事：

• 間接照明を当てる位置（壁側・上向きが◎）
• 余白をつくる（物を詰め込みすぎない）
• 奥行き感を出す配置（高さの違うアイテムを並べる）

👉 InstagramやPinterestで人気の部屋も、**ちょっとした“見せ方の工夫”**で成り立っています。

・ 「飽き」を逆に楽しむ

どんなに完璧に整えても、人は慣れてしまうもの。
だからこそ、部屋は“飽きたら変える”くらいがちょうどいいんです。

• ラグを変えてみる
• ポスターや写真を入れ替える
• 雑貨の配置をリセットする

👉 気分が変われば、生活にも新しい刺激が生まれます。

・“なんかいい部屋”の正体は「仕上げ」にあり

前回までで紹介した「印象の整え方」や「居心地の作り方」が土台なら、
今回の実践アイデアは、いわば仕上げのスパイス。

ベース	内容
印象	色・配置・こだわりアイテム（第1幕）
快適さ	五感・動線・自分らしさ（第2幕）
雰囲気	季節感・テーマ性・非日常・映え（第3幕）

細部まで丁寧に仕上げることで、「この部屋、なんかいいよね」が手に入ります。
まずは、1つでもいいので、今回紹介した＋αの工夫を取り入れてみてくださいね。